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豊田刀剣研磨所、柳生心眼流
これから上の短刀を研磨します。ヤフオクで2万円で購入したそうです。下の脇差は天正18年兼包、似ているので一緒に撮りました。
短刀は無銘、おそらく室町時代、時代が違いますがナカゴの古び方や形、目釘穴の穿ち方もそっくりです。
先ず、備水砥などによる下地研ぎ。研ぎ減りによる凸凹が激しいので、全体の形を修正です。表面がスムーズで無いと、手入れで拭う時に気持ち良く有りません。
刃文が見えてきましたが、最も硬い部分が見えただけで、刃文全体の形はまだわかりません。
下地研ぎ完成。江戸時代までの実用刀はこのぐらいまでの研ぎだったそうです。もう十分に切れます。
改正砥、中名倉砥、細名倉砥と進んで、艶が出てきました。
内曇砥をかけると、地肌がよく見えるようになります。柾気のある板目肌でした。もう少し刃取りをして、拭いを掛ければ完成です。
完成、研ぎ代5万円、白鞘1万円です。
ヤフオクで錆身を手に入れ、研ぎに出すのも楽しいと思います。
ハバキは付いている物の方がお買い得です。
2万円ぐらい掛かります。
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